品番 03-1072
特別貴重刀剣 慶長祐定
備州長船祐定 一尺六寸四分 白鞘入
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種別Category | 脇差 | 刃長Blade length | 一尺六寸四分五厘 |
反りCurvature | 四分 | 目釘穴a rivet of a sword hilt | 1個 |
元幅Width at the bottom part of blade | 30.0mm | 先幅Width at the top | 22.5mm |
元重Thickness at the bottom part of blade | 6.0mm | 先重Thickness at the top | 4.0mm |
重量Weight | 刀身のみ480g | 時代Period | 安土桃山 |
銘文Signature and Date | (表)備州長船祐定 (裏)慶長五年八月日 |
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登録Registration Code | 昭和26年3月20日 文化財保護委員会(愛知県) |
品番 03-1072
<体配>
鎬造り庵棟、身幅、重尋常、やや腰反りで中鋒。茎の鑢目は筋違い、茎尻は刃上がりの栗尻。
彫り物は表裏に片チリの棒樋がハバキ下に掻き流しと成る。
<地鉄>
杢目肌に板目肌が交じり、地沸付き、所々澄肌が現れる。
<刃紋>
直刃調の互ノ目乱れ、刃緑砂流しがかかり、刃中金筋、葉が入る。帽子は直に入り小丸に返る。
<ハバキ>
素銅地一重金鍍金の腰祐乗。
<特徴>
備州長船祐定。本名は横山藤四郎、七朗衛門祐定の長男。天正十九年の吉井川大洪水で親の七朗衛門と共に溺流したが奇跡的に助かり、長船に帰還後は下地の
屋敷を取り立てて居住すると伝わっています。与三左衛門祐定より四代目と言われています。この藤四郎祐定には四人の子供がおり、各々が祐定を名乗り各自家を起こした、これが横山一門と成る。
本作、古刀期から新刀期に移行する時代に作られた脇差で、裏年季に慶長五年八月日と切られています。慶長五年は十月に関ヶ原の合戦があり、八月はその直前にあたり、風雲急を告げる時期に作られたと言えるでしょう。また慶長の年季が入った祐定は
非常に数が少なく大変貴重な一振りです。
<拵え>
白鞘が付属。
<刀剣の状態>
研ぎ: 古研ぎのため薄錆が有りますが、研ぎで綺麗に取れます。。
傷: 欠点に成るような傷は有りません。