品番 02-1159
委託品
特別保存刀剣 無銘 大宮 二尺九分五厘 白鞘入
- 商品価格(税込)
- 完売致しました
種別Category | 刀 | 刃長Blade length | 二尺九分五厘 |
反りCurvature | 七分 | 目釘穴a rivet of a sword hilt | 2個 |
元幅Width at the bottom part of blade | 34.2mm | 先幅Width at the top | 25.6mm |
元重Thickness at the bottom part of blade | 5.7mm | 先重Thickness at the top | 4.3mm |
重量Weight | 刀身624g | 時代Period | 南北朝時代 |
銘文Signature and Date | 無銘 | ||
登録Registration Code | 昭和32年3月29日 兵庫県教育委員会 |
品番 02-1159
<体配>
鎬造り庵棟、身幅太く重尋常、鳥居反りで大峰。茎は磨り上げで切り鑢がかかり、茎尻は一文字に切られる。
彫り物は片チリの棒樋が茎尻まで掻き通しとなる。
<地鉄>
杢目を交えた小板目肌がよく詰み、地沸付き、映りが見える。
<刃紋>
湾れを基調の小互ノ目丁子刃を焼き、匂口明るく冴え沸微塵に付き、砂流しかかり、足、葉、島刃盛んに入る。帽子は乱れ込み掃きかけ小丸に返る。
<特徴>
大宮とは、鎌倉後期から南北朝にかけて備前国大宮に始まる一派を云い、助盛、盛重、盛利、盛景、師景が代表工とされる。
作風は同時期の備前兼光一門と競い合い、相伝、と備前が交じり合った作品が多い。
大宮派とは、祖である国盛が鎌倉後期から南北朝時代初期にかけて山城国猪熊通大宮より備前国大宮に移住したことより
始まる一派を云い、助盛、盛重、盛利、盛景、師景、らが代表工とされています。
また大宮派の刀匠達は、同時期の備前兼光一門と競い合い、相伝備前の色彩濃い作品を残しますが山城伝の作品もあり、刃文
も湾れを基調とした互の目乱れ刃紋から、青江風の直刃と多彩ですが、室町期に近づくと、他の長船ものと、ほぼ同様な作柄となります。
本作、長巻直しと思われ、身幅太く大峰で豪壮な南北朝期の姿を残した逸品です。
<拵え>
ハバキ:素銅地銀着一重の横鑢がかかる。
鞘 :白鞘が付属
<刀剣の状態>
研ぎ: 古研で所々薄錆が有りますが、拭い直しで取れます。
傷: 欠点に成るような傷は有りません。