品番 02-1129
委託品
保存刀剣 無銘 千代鶴守弘 二尺三寸二分 黒呂鞘打刀拵付
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種別Category | 刀 | 刃長Blade length | 70.3cm |
反りCurvature | 2.0cm | 目釘穴a rivet of a sword hilt | 2個 |
元幅Width at the bottom part of blade | 32.2mm | 先幅Width at the top | 21.8mm |
元重Thickness at the bottom part of blade | 7.7mm | 先重Thickness at the top | 5.3mm |
重量Weight | 刀身680g、抜き身980g | 時代Period | 南北朝〜室町初期 |
銘文Signature and Date | 無銘 | ||
登録Registration Code | 昭和35年8月26日 和歌山県教育委員会 |
品番 02-1129
<体配>
鎬造り庵棟、大磨り上げですが、未だ身幅太く重厚く、鳥居反りで小鋒。茎は磨り上げで鑢目は筋違い、茎尻は刃上がりの剣形。彫り物は表裏に片チリの棒樋が茎の中程に掻き流しと成る。
<地鉄>
杢目肌が良く練れる。
<刃紋>
小互の目で、小足良く入り、刃中良く働く。帽子は刃紋成りに入り小丸に返る。
<特徴>
千代鶴守弘は越前来と呼ばれている千代鶴國安の子で加茂二郎と号したと伝わっています。また同銘が数代続いており、銘鑑では初代を文和(1352年)、二代を至徳(1387年)としておりますが、親の國安
が貞治(1362年)から嘉慶(1387年)ころの鍛冶ですから初代守弘は南北朝末期から応永にかけての鍛冶であったと考えらます。
本作は初代守弘です、磨り上げられ無銘と成っていますが、身幅が有り重厚く、鳥居反りで先反りが付き切っ先が詰まった、南北朝から室町初期の太刀姿をしています。無銘の千代鶴極めは多いですが
千代鶴守弘と個銘まで極められた物は少なく貴重な一振りと言えるでしょう。
<拵え>
ハバキ:赤銅地二重風の磨き地。
鍔 :赤銅魚子地金銀象嵌秋草秋虫の図。
縁頭 :赤銅魚子地金象嵌三国志の図。
目貫 :赤銅地金色絵素剣の図。
柄 :鮫は親粒が付き、柄巻きは正絹金茶の諸摘み巻き。
鞘 :黒呂。
その他:白鞘とつなぎが付属
<刀剣の状態>
研ぎ: 古研のため、小さい薄錆が有りますが、鑑賞には差し支え無いでしょう、拭い直しで取れます。
傷: 傷は有りません。